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新年のご挨拶

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このたび、令和6年能登半島地震で被害を受けられたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。

3年以上の長い間、私たちを翻弄させてきた新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に5類感染症へ移行となり、ようやくコロナ禍以前の日常が戻ってまいりました。パルシステム福島でも、試食を伴う料理教室や産地交流なども再開することができ、各地で組合員の皆様の明るい笑顔と、にぎやかなおしゃべりが戻ってきたことを、とても嬉しく感じております。

今年、パルシステム福島は前身の日本水素株式会社の職域生協として発足してから70年を迎えます。その後、いわき市民生協時代を経て、2006年にパルシステムグループに加入し、現在に至っております。長きにわたり、支えてくださる組合員や地域の皆様に感謝を申し上げます。
4月には、いわき、郡山に続いて県内3つ目のセンターとなる伊達センターが稼働開始予定です。よりよい社会を目指して、皆様と共に活動していく生協でありたい考えております。県内の皆様に愛されるよう、より一層努めて参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2年目に入った「もっといい明日へ超えてく」アクションは、「お米で超えてく」を中心に、福島でもお米の企画がたくさん開催されました。そんな中、パルシステムが長年続けている「予約登録米」の制度が2023年度の「グッドデザイン賞」「サステナブル★セレクション」を続けて受賞しました。お米を作る人と食べる人が互いに支え合う仕組みが評価されたのだと思います。
また、組合員の皆様に支えられてきました「パルシステム給付型奨学金制度」ですが、昨年9月に「一般財団法人パルシステム若者応援基金」を設立し、さらに支援の輪を広げていくこととなりました。

世界に目を向けますと、ロシアのウクライナ侵攻は未だ終わりが見えず、さらにパレスチナ・ガザ地区での戦闘も長期化しています。ニュースで伝えられる現地の悲惨な状況に、皆様も心を痛めていらっしゃることと思います。
昨年2月に起きたトルコ・シリア大地震では、組合員の皆様に緊急支援募金にご協力いただき、総額9千7百万円以上が支援団体を通じて現地の支援に役立てられました。このような優しさが世界に広がり、平和な世の中になっていくことを願ってやみません。
2024年が組合員の皆様にとってより良き年となりますよう、祈念申し上げます。

2024年1月          生活協同組合パルシステム福島 理事長 池端美雪

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