新年のご挨拶

年頭にあたり、組合員の皆様に謹んでご挨拶申し上げます。

東日本大震災・原発事故から6年近くが過ぎました。大震災の記憶が薄れる中4月に熊本で震度7の地震が発生し、10月には鳥取で震度6弱の地震、そして11月には津波を伴う震度5弱の地震が福島沖で発生し、日本全国が地震の活動期に入っていることを再確認致しました。福島県内では、津波被害後の堤防再建築などで浜辺の姿が一変しつつあり、震災前の景観が偲ばれます。他の地域での災害や震災・原発事故から年月が経ったこともあり、福島に対する国民の関心も薄れつつありますが、県外に避難した子供たちへのいじめ問題などもここにきて露見し、未だに原発事故が及ぼす諸問題が収束する目途は立っておりません。

そのような中、パルシステム福島では「脱原発」を掲げ、いわき・郡山両センターの照明をLEDに切り替え、屋根には太陽光発電システムを備え、節電・自然エネルギーへ取組んでまいりました。2014年2月には配送センター兼4台の大型キッチンを備えた組合員活動室が郡山にオープンしたことは御承知だと思いますが、いわきにもついに念願でありました1階に大型キッチン1台、2階にはキッチン6台を備えた組合員活動室「みんなの交流館パルキッチンスタジオIWAKI」が昨年の12月5日にオープン致しました。

みんなの交流館 パルキッチンスタジオIWAKI
みんなの交流館 イメージ図

 

「パッシブゼロエネルギーハウス」と呼ばれ、自然の恵みである太陽エネルギーを最大限に活かし、冷暖房が必要な時補助的なエネルギー源として地熱を利用し、夏は涼しく、冬は暖かく暮らせるよう設計されております。放射能検査に合格した福島産の建材を使用し、まさに原発事故の被害を受けた福島ならではのエネルギー収支ゼロの組合員活動室です。すでに料理教室やその他の組合員活動に使用されておりますので、皆様も是非ご利用ください。
また交流館は「みんなの交流の場を提供」とし、組合員だけではなく「食と健康」を根幹に多層に亘る人々と関わっていきたいと考えております。ここ数年「子どもの貧困」や「高齢者の見守り」など地域で抱えている問題は沢山あります。そのような問題解決の1つとしてこの場を活用して頂ければと思っております。

2017年はトランプ氏が米国の大統領に就任し、TPP問題を初めとする政策の転換が日本国内の政治・経済へ影響を与えるのではと危惧されております。そのような中パルシステム福島では、パルシステムグループの理念「心豊かなくらしと共生の社会を作ります」を基に、変わらずより安心・安全な商品を組合員の方々にお届けしていく所存です。昨年同様組合員の皆様にパルシステム商品の良さや運動を知って頂けるよう努力してまいりますのでよろしくお願い致します。
2017年が組合員のみなさまにとって希望の年になりますようご祈念申し上げます。

2017年1月         生活協同組合パルシステム福島 理事長 高野 祐子