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年頭のご挨拶

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年頭にあたり、組合員の皆様に謹んでごあいさつ申し上げます。

昨年は元日に能登半島地震が発生し、甚大な被害をもたらすという波乱の幕開けとなりました。組合員の皆様には、年明け早々に緊急支援募金をお願いし、2億6千万円を超える、たくさんのあたたかいお気持ちが寄せられました。本当にありがとうございました。募金は現地支援活動団体や生産者への見舞金、被災者への義援金として活用されているほか、9月21日に発生した能登半島豪雨災害の支援にも役立てられています。一日も早い能登の復旧・復興を願うばかりです。

能登以外でも各地で地震が起こり、特に8月8日に発生した宮崎県日向灘の地震では、初の南海トラフ「巨大地震注意」が気象庁から出されました。これを受けて防災用品の需要が急激に高まり、令和の米騒動の一因になったともいわれています。
組合員の皆様には、一時期お米の欠品や点数制限など、ご迷惑ご不便をおかけして申し訳ありませんでした。当たり前にあると思っていたお米のありがたさ、大切さを実感した出来事だったのではないかと思います。そんな大切なお米を作り続けてくださる農家さんを、パルシステムはこれからも応援していきます。

さて、昨年4月に稼働開始した伊達センターですが、組合員の皆様や地域の皆様のご協力のもと、順調に配送や組合員活動を行っております。また、昨年パルシステム福島は、おかげさまで開業70周年を迎え、記念のセンターまつりをはじめ、様々な企画で組合員の皆様と一緒にお祝いすることができました。長年にわたり、支え続けてくださりありがとうございます。これからも80周年、100周年と続いていけるよう、皆様と共に歩んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今年2025年は、2012年に続き二度目となる「国際協同組合年」とすることを国連が宣言しました。近年頻発する異常気象や紛争などの諸課題を解決するための機能として、また、SDGsの実現のために、協同組合は期待されているのだと思います。
昨年は日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞するという嬉しいニュースもありました。戦後80年になる今年、穏やかで平和な生活を次世代へ引き継ぐための気運が世界的に高まっています。助け合いの組織である協同組合の力で、一緒により良い世の中を作ってまいりましょう。

2025年が、組合員の皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、祈念申し上げます。

2025年1月            生活協同組合パルシステム福島 理事長 池端美雪

理事長 池端美雪

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