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年頭のご挨拶

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年頭にあたり、組合員の皆様に謹んでご挨拶申し上げます。

この2年間、皆様は新型コロナウイルスの感染状況に一喜一憂しながら毎日を送られてきたかと思われますが、新年をどのように迎えられたでしょうか。デルタ株が落ち着き組合員活動も活発化する中、再びオミクロン株が発生し日本への影響が懸念されております。しかし通信機器の進歩により、ほとんどの家庭でパソコンやタブレット・スマートフォンを使用し、ZOOM等を利用して組合員活動も継続出来るようになり、北海道や沖縄の産地は勿論、海外産地との交流も行われております。
昨年はCOP26(国連気候変動枠組み条約)が開催され気候変動対策について話し合われましたが、皆様もご存知のように、2021年度ノーベル物理学賞に気候科学の研究分野から日本人の真鍋淑郎氏が選ばれ、コロナ禍の中で一筋の光明が差す想いでした。日本では菅前総理が2050年カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする)を目指す事を宣言し、それに沿ってパルシステムでもCO₂削減に向けて新しい取り組みが始まっています。私達組合員も家庭で出来る省エネ活動を行うと共に、対面診断で行われていたうちエコ診断がWEBで簡単に出来るようになりましたので、是非ご利用ください。

パルシステムでは「100万人の食づくり運動」後、「ほんもの実感!」くらしづくりアクションに取り組み2017年に第1回SDGsアワードを受賞しました。“私たちが選ぶ”から“一人一人の行動がサステナブル(持続可能)な世界”へ更に飛躍できるよう、2022年から新しい取り組みが始まります。2030年ビジョンの実現を目指し、食中心の取り組みを超え、環境、地域福祉、平和等を含む取り組みに変更していきます。それに沿って組合員活動も取り組んでいきたいと思いますので、ご参加・ご協力をお願い致します。

私たち、福島に住む人々にとって東日本大震災・東京電力第一原発事故は11年を迎え現在も解決できない様々な事がありますが、その中でもALPS処理水海洋放出が昨年決定された事は、漁業関係者をはじめ県民だけではなく国民全体にとって、残念な事でした。福島県生活協同組合連合会では学識者による学習会を開催し、反対の署名活動の呼びかけ団体にもなっております。県内外に未だに多数の避難者がいる中、後退することなく原発反対の運動も続けていきましょう!
いつ新型コロナが終息するか分からない不安の中、積極的な行動に中々移せない方が多いと思いますが、パルシステム福島では感染予防の安全対策を取った上で、実開催をはじめZOOMでのハイブリッド開催やZOOMのみの開催、YouTubeでの配信なども行っておりますので、ご自身に合った組合活動に参加して頂けたら幸いです。
2022年が組合員の皆様にとって希望の年になりますよう祈念申し上げます。

2022年1月           生活協同組合パルシステム福島 理事長 高野祐子

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